「2024年度JPC関西 第11回支部総会」開催報告
2024年6月28日
NPO法人日本フォトニクス協議会JPC関西
日時:2024年5月30日(木)15:45~18:00
場所:大阪産業創造館5F研修室D (大阪市中央区本町1-4-5)
冒頭、当日時点での会員数および議決件数が44となっているところ
本人出席17プラス委任状による出席9にて、合計26。正会員数の1/5以上の出席が確認され、定刻どおり開催されました。
今般はABPI研の委員の方にもオブザーバー参加いたただき、JPC関西の事業内容を今後の活動の参考にしていただきました。
総会議長は中井支部長欠席のため、山本副支部長が議長として議事進行を行いました。
▲山本副支部長挨拶、議事進行
▲支部総会の様子
第1号議案 2023年度事業報告及び決議案について
2023年度は、新型コロナ感染症問題が漸く落ち着き始めたことから、種々の行事をリアル方式の開催に切り替えると共に、オンライン方式を適宜併用することし、特に、最重要事業と位置付けている「光・レーザー関西」展示会&シンポジウムは、JPC関西設立10周年記念行事として取り組み、特別顧問の天野教授の招聘や会員の皆様のご支援、ご協力を得て、久しぶりに盛大に開催することができたこと、ならびにABPI研について新たな取組みとして「発酵プロセス分科会」の発足を目指して、勉強会や見学会を通じて2024年度から活動を開始すべく準備をすすめてきた旨の説明がなされました。
組織運営関係について運営委員会をハイブリッドにて年4回開催し、出席率を高め、資料準備など効率的な運営ができ、イベント案内および開催報告などJPC関西Facebookベージなど活用し、タイムリーに実施でき、今年度もいっそう効率的、効果的な運営がなされれいきます。
2023年度事業活動の詳細は、JPC関西Webサイトを参照していただきたい旨の申し添えがありましたが、報告事項のうち2023年度に注力した活動のひとつとして、レーザー空中サインシステムについて、運営委員石野正人(大阪大学特任教授)より下記追加説明が行われています。
▲クラウドファンディング報告 石野
2023年1月から3月に寄付募集を実施したクラウドファンディング「みんなに届く大空からのメッセージ ドローン×レーザー」はJPC関西および会員企業様の協力もあり寄付者128人金額2,531,000円の寄付金を獲得し、第一目標の200万円をクリアできてプロジェクトが成立しました。
この寄付金をベースに2023年6月~2024年4月の期間でレーザー空中サインシステムの開発プロジェクト活動を実施しました。目標は当初はエンタメ応用としていましたが、外部との交流より防災応用の重要性が指摘あり、こちらを第一目標とした。
技術開発成果としては、
① ハイブリッドドローンへの走査レーザー光源搭載で10倍以上の飛行時間達成
② 走査レーザー光源の小型軽量化で透過型スクリーンの同時搭載による空中投影の実現 ③ 透過型スクリーンでの日照下の視認性の向上
等があります。
(監事 緒方秀正より、監査意見として適正である旨報告がなされ、本事業報告・決算案について全員異議がないものと認められ、原案どおり承認可決されています。)
第2号議案 2024年度事業計画案及び予算案について
昨年度のJPC関西設立10周年を経て、2024年度からは次期10年に向けた新たなスタートと位置付け、組織体制を一新して取り組んで行くこと、そしてその中で新型コロナ感染症問題の収束により、行事の会場開催の強化と共に積極的に情報交換会を開催し、同時にオンラン方式を適宜活用することで、行事メニューを充実させて今後の活動の幅を広げるべく努力する旨が述べられました。
収支予算として、今年度は収支均衡予算とするも、従来通り「光・レーザー関西2024展示会・シンポジウム」を重要事業として取り組むと共に、新規にABPI研「発酵プロセス分科会」の活動開始を機に会員増を目指すとともに、メンバー間で意見交換しながら意義ある分科会活動の展開も目指し、会員間や若い世代との交流を深めるため見学会やサロン勉強会などを適宜実施する計画としたいとの説明がありました。
副支部長豊田周平(豊田産業株式会社)より設立後10年間の取り組み推移および今年度計画の直近行事について、下記講演会&見学会、OPKシンポジウムにかかる紹介がなされています。興味関心が深いテーマであり、多くの方の期待に応えられるよう、実施の準備が進められています。また、6/18開催予定、7/18 開催予定のシンポジウム、展示会の紹介を行いました。
(本案について全員異議がないものと認められ、原案どおり承認可決されています。)
第3号議案 役員の選任、組織体制について
□組織体制
・任期終了退任支部長、新任支部長 中井貞雄(退任)、山本和久(新任)
・任期継続副支部長、新任副支部長 豊田周平(継続)、前田重雄(新任)
・任期継続運営委員 石野正人
・新任運営委員(3名) 加尻慎也、濱口達史、森脇成基
・任期終了退任事務局長、新任事務局長 伊熊敏郎(退任)、大本憲司(新任)
・任期継続監事 緒方秀正
・任期終了退任ABPI研委員長、新任委員長 赤松史光(退任)、岡澤敦司(新任)
・新任ABPI研委員(2名) 赤松史光、戸谷吉博
□参考情報
・新任名誉顧問 中井貞雄
・新任相談役 伊熊敏郎
・ABPI研発酵プロセス分科会主査 岡澤敦司(主査)、蓮沼誠久(福主査)
以上のとおり候補者の選任が述べられ、将来の10年先を見据え、世代交代を行いながら、組織運営の継続および進化を目指すとともに、事業の一層の充実を図っていく旨説明があり、さらに大きく光・レーザー関連技術の深耕、発展が期待されるところです。
(本組織体制につき、全員異議がないものと認められ、原案どおり承認可決されています。)
以上をもって17:10 2024年度JPC関西第11回支部総会が終了しました。
引き続き、同会場において、簡単な軽食が用意され、情報交換会が行われました。
▲情報交換会の様子
山本新支部長が登壇開会の挨拶とともに、今回都合により参加できなかった中井名誉顧問よりの下記メッセージを披露しました。
「JPC関西第2期10年に向けて。
第1期10年の支部長としてこれまでのご支援、ご協力に厚くお礼申し上げます。
21世紀の基幹技術である光・レーザー関係の技術開発・普及を目的とするJPC関西で、いろいろ面白い事業・プログラムに接することが出来、楽しい思いをさせていただきました。
光・レーザー関連技術が、社会実装を含めいよいよこれから大きく展開されようとするとき新しいメンバー・体制で第2期10年をスタートすることになりました。ご期待の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。
支部長 中井貞雄 」
中井名誉顧問のご功績を関西支部の貴重な財産として、フォトニクス産業界の発展により多く寄与貢献できるよう、参加者一同気持ちを新たにしました。
▲伊熊相談役挨拶
引き続き、伊熊相談役より、乾杯の発声とともに、今日までのJPC関西の活動について
設立準備委員会時から正式発足へ、そして今日までの11年の事務局および事業運営への志し、思い、第2期体制への期待などが熱く語られ、会場も大変温まる雰囲気となり、参加者間の情報交換が盛大に行われ、次回の行事へ一層の期待がされる中、閉会されました。
▲前田新副支部長挨拶
▲豊田副支部長の大阪締め